以前のPaシリーズ・データのコンバート
以前のPaシリーズ・データのコンバート
Pa4Xのほとんどのデータをコンバートできます。以前のPaシリーズ機器では、データはSETフォルダー(本機のKSTフォルダーと同等)に保存されています。まずSETフォルダーをPa5X用のKSTフォルダーに変換する必要があります。
変換には時間がかかる場合があります。ディスプレイのプログレスバーで進行状況がわかります。
以前のPaシリーズで作製したSETフォルダーのデータを、USBフラッシュ・メモリへ収録して、Pa5XのUSB端子(タイプA)へ差し込みしてから、以下手順でコンバートを実行します。
コンバートが終了すると、コンバート・エラー・リストを含むConversionReport/txtファイルが新しいKSTフォルダーに生成されます。
- FILEキーを押して、それからMENUキーを押し、File > Menuページを表示します。
- Data Conversionキーを押してData Conversionページを表示します。
- (…)ボタンをタッチしてファイル・ブラウザを開き、以前のPaシリーズで作成されたデータを含むSETフォルダーを選択します。
- (…)ボタンをタッチしてファイル・ブラウザを開き、変換されたKSTフォルダーの保存先を選択します。
- テキスト編集( )ボタンをタッチしてバーチャル・キーボードを開き、名前を編集します。名前の編集が完了したら、バーチャル・キーボードの下のOKボタンをタッチして確定します。
- Pa5Xに保存されているソングとテキスト・ファイルのフォルダを選択します。(…)ボタンをタッチしてファイル・ブラウザを開き、リンクされたSongBookファイル(MID、MP3、TXT ファイル)を収録しているドライブまたはフォルダーを選択します。
注意 SETフォルダー内にSongBookデータが見つからない場合、このパラメーターは淡色表示のままになります。
- 全ての項目が入力されていることを確認してください。
- Convertボタンをタッチし、ファイルが新しい形式(KST)に変換されるまで待ちます。
▪ 変換(コンバート)されたデータを確認する
ほとんどのデータは問題なく変換されますが、なかには上手く変換されないデータもあります。データによっては さらに編集が必要な場合もあります。全てのキーボード・セット、サウンド、スタイル、パッドが期待通りに動作するか確認してください。もしそうでなければ、Pa5X上にて修正してください。場合によっては、古いデータを、Pa5Xで提供されている、よりクオリティの良いデータへ置き換えることもできます。ソングブックでは、ブック・リストとセット・リストの両方が変換されます。リソースがない場合、名前の前にハッシュタグ(#)が表示されます。
このような場合は、Entry Editページで、失われたリソースを再リンクするか、古いリソースを置き換えることができる新しいリソースを探してください。新しいKSTフォルダー内にあるConvertReport.txtファイルを開くことでも、欠落しているリソースを確認できます。
▪ 修正したKSTフォルダーを保存する
変換後のデータを修正した場合は、KSTフォルダーとして保存します。既存のフォルダーを上書きするか、または新しいフォルダーを作成します。
▪ ユーザー・メモリーのクリーン・アップ
変換されたデータを確認した後、ユーザー・メモリーを完全に消去したい場合は、File > Menu > Factory Restoreコマンドを使用します。
メモリー消去が完了後、任意のKSTフォルダーから、バックアップ済みデータや変換後の旧Paシリーズ・データの一部を含む、別のデータを再読み込み出来るようになります。
ソングブックは、MID、MP3、TXTファイルが常にオリジナルの位置にリンクされている必要があることにご注意下さい。それらが再読み込み出来ない場合や、異なる方法で配置された場合には、それらは見つかりません。このような場合は、オリジナルの位置に再読み込みするか、SongBook > Entry Editページで再リンクしてください。