ルーティング、処理、トランスポーズ
内部または外部サウンドにキーボードを接続
ローカル・コントロール(キーボード、物理コントローラー)は、内部サウンドに直接接続するか、外部機器からエコー・バックすることができます。
- Settings > Menu > MIDI > General Controlsページを開きます。
- 内部サウンドにキーボードを接続するかしないかをLocal Controlパラメーターで設定します。
Local Control | 意味 |
---|---|
On | キーボードを弾くと、MIDIデータが内蔵サウンドに送られます。サウンドがMIDI OUTチャンネルに割り当てられている場合、MIDI OUT端子とUSB端子にもデータが送られます。 |
Off | キーボードは、MIDI OUT端子とUSB端子に接続されていますが、内蔵サウンドを発音することはできません。 この設定は、外部シーケンサーを使用して作業する場合に非常に便利です。統合キーボードとコントローラーからノートやさまざまなMIDIメッセージを外部シーケンサーに送信し、シーケンサーがそれらをオーバーラップや MIDIエコー・エフェクトなしでサウンド・ジェネレーターに送り返すようにします。 |
このパラメーターは機器の電源をオンにするたびに自動的にオンになります。
ノート・データをRXノイズに変換
RXノイズは、サウンドをよりリアルにする特別な環境音または機械音です。サウンドにもよりますが、通常はC7よりも高音域に収録されています。
- Settings > Menu > MIDI > General Controlsページを開きます。
- 受信したノート・データをRXノイズに変換するかどうかをNote to RX Noiseチェック・ボックスで選択します。
このパラメーターをオン(チェックを付ける)にすると、RXノイズが収録されている音域のMIDIデータをMIDI IN端子とUSB端子で受信したり、内蔵プレーヤーがその音域を演奏したりすると、RXノイズであると認識し、RXノイズが発音されます。
このパラメーターは機器の電源をオンにするたびに自動的にオンになります。
受信ノートのトランスポーズ
受信ノートへのマスター・トランスポーズ、オクターブ・トランスポーズの適用
- Settings > Menu > Tuning > Transpose Controlページを開きます。
- MIDI IN端子とUSB端子で受信したノートにトランスポーズを適用するかしないかを、Master Transpose > MIDI IN Notesチェック・ボックスで選択します。
Midi In Transpose 意味 On Master Transposeの設定に従って、MIDI IN端子とUSB端子で受信したノー
トがトランスポーズされます。Off MIDI IN端子とUSB端子で受信したノートをトランスポーズしません。
受信ノートへのオクターブ・トランスポーズの適用
Upper/Lower Octave Transposeパラメーターでアッパーおよびロワー・サウンドのOctave Transpose値を有効、または無効にします。
- Settings > Menu > MIDI > MIDI IN Controlsページを開きます。
- MIDI IN端子とUSB端子で受信したノートにオクターブ・トランスポーズを適用するかしないかをUpper/Lower Octave Transposeチェック・ボックスで選択します。
Midi In Octave 意味 On それぞれのサウンドのOctave Transposeの設定に従って、MIDI IN端子と
USB端子で受信したノートがトランスポーズさせます。Off MIDI IN端子とUSB端子で受信したノートをトランスポーズしません。
キーボード・サウンドへのオクターブ・トランスポーズの適用
- Settings > Menu > MIDI > MIDI IN Controlsページを開きます。
- Upper Track Octave TransposeとLower Track Octave Transposeパラメーターで、アッパーとロワー・サウンドで受信したMIDIノートをトランスポーズします。
Upper/Lower Octave 意味 -2…0…+2 MIDI IN端子とUSB端子で受信したノートは、選択したオクターブ数だけトランスポーズされます。例えば+1に設定すると、MIDI経由で受信したC4は本機ではC5で再生します。
これらのパラメーターは、MIDIアコーディオンを接続した場合に、そのMIDIノート・データが予想外のオクターブになってしまうような場合に便利です。
MIDIによるミュート・トラックの再生
内部キーボードの演奏時に内蔵サウンドをミュートすることができます。外部コントローラー(コルグmicroKEYなど)からのサウンドはそのまま使用できます。サウンド・ジェネレーターやミキサーを追加しなくても、外部キーボードから内蔵サウンドを演奏することができるようになります。
- Settings > Menu > MIDI > MIDI IN Controlsページを開きます。
- USB端子で受信したノートをミュート設定のトラックで演奏するかどうかをTrack Mute Activeチェックボックスで選択します。
Track Mute Active 意味 On 受信したMIDIデータをミュート設定のトラックで演奏しません。 Off 受信したMIDIデータをミュート設定のトラックで演奏します。
入力ノートの固定ベロシティ値の選択
MIDIから受信したノートのデータのベロシティ値を、固定値に設定することができます。
- Settings > Menu > MIDI > MIDI IN Controlsページを開きます。
- Note Velocity Valueパラメーターで、MIDI経由で受信したすべてのノート・データのNote On Velocity値を固定値に設定します。この機能は本機をMIDIアコーディオンなどのベロシティを固定値で送信する楽器で演奏する場合に便利です。
Fixed Note Off Velocityパラメーターのステータスによっては、Note Off Velocity値にも影響する場合があります。
Note Velocity Value 受信したNote On Velocity値への影響 Normal 受信したベロシティ値は変更されません。 40 … 127 受信したベロシティ値のすべてを設定値に変換します。 - Fixed Note Off Velocityパラメーターで、MIDI経由で受信したすべてのノート・データのNote Off Velocity値の固定値を設定します。この機能は、コントローラーからのノート・オフ・ベロシティが高すぎて、本機の音に問題が生じる場合の調整に便利です。
このパラメーターもNote Velocity Valueパラメーターのステータス次第で効果が変わります。
Fixed Note Off Velocity |
Note Velocity Value |
受信したNote Off Velocity値への影響 |
---|---|---|
On | Any value | すべてのノート・オフ・ベロシティは25に設定されています。 |
Off | Normal | すべての値が変更されずに設定されます。 |
40 … 127 | すべての値がVelocity Value Valueパラメーターで特定される値に設定されます。 |