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18 デジタル・ドローバー

デジタル・ドローバー

デジタル・ドローバーとは

デジタル・ドローバーは往年のトーンホイール式オルガンをシミュレートする特別なサウンドです。デジタル・ドローバーのセッティングはキーボード・セットやスタイル、MIDIソングに保存され、オルガンのプリセットの一種として使用できます。

デジタル・ドローバー・サウンドはキーボード・サウンドに1つ、スタイルに1つだけ割り当てることができます。1つのデジタル・ドローバー・サウンドをトラック1〜8のいずれかに、もう1つをトラック9〜16のいずれか、またはMIDIソングに割り当てることができます。

例えば、スタイル内の2つの異なる伴奏トラックというように、同じサウンドを同じブロック内の別のトラックに割り当てることもできます。また、上鍵盤をトラック1〜8のいずれかに、下鍵盤をトラック9〜16のいずれかにというように、オルガンの二段鍵盤を別々のブロックに割り当てることも可能です。

デジタル・ドローバー・サウンドの選択

キーボード・セットを選択して

  1. Keyboard Set Selectウィンドウを開きます。
  2. Organカテゴリーを開き、「DWB」(ドローバー)から始まるキーボード・セットを選びます。

    Tile ViewモードList View モードかをページ・メニュー ( )のShow as Listオプションで切り替えられます。

サウンドを選択して

  1. サウンド選択ウィンドウを開きます。
  2. Organカテゴリーを開き、DRAWBARSサウンドを選びます。

    Tile ViewモードList View モードかをページ・メニュー ( )のShow as Listオプションで切り替えられます。

デジタル・ドローバー・サウンドのみを選ぶのであれば、サウンド選択ウィンドウのページ・メニュー ( )にあるUse IFXにチェックをいれる方法が便利です。これによりサウンドと共にエフェクトが選択されます(ドローバーの場合、Organ Vibrato、CX-3 Amp e CX-3 Rotary Speaker)。

デジタル・ドローバーの調整

コントロール・パネルでドローバーを調整

  1. デジタル・ドローバーサウンドを選択するか、DWBのキーボード・セットを選択します。
  2. コントロール・パネルのCONTROLセクションにあるEASY EDIT/DWBキーを押してDrawbars (DWB)モードを選択します。
  3. どの機能がどのスライダーやキーに割り当てられているかは、スライダーの下のストリップ・ディスプレイで確認できます。VIEWキーを押してスライダーとキーを切り替えます。
  4. スライダーとキーでドローバーの登録を変更し、各種機能のオン、オフを切り替えます。

ディスプレイでドローバーを調整

  1. デジタル・ドローバーサウンドを選択するか、DWBのキーボード・セットを選択します。
  2. Home > Controlペインを開き、サイド・タブのDrawbarsモードを選択します。
  3. ディスプレイのバーチャル・スライダーキーでドローバーの登録を変更し、各種機能のオン、オフを切り替えます。

ドローバーの登録を変更

ドローバーの登録は位置の組み合わせの登録で、これによってオルガン・サウンドのハーモニー・コンテンツに変化を持たせられます。

次の手順で各ドローバーの位置を調整します。

  • コントロール・パネルのCONTROLスライダーを使います。
  • ディスプレイ上のバーチャル・スライダーをドラッグします。

スイッチのオン、オフ

次の手順でサウンド・パラメーターのオン、オフの切り替え、またはコントロール機能を作動させます。

  • コントロール・パネルのCONTROLキーを使います。
  • ディスプレイのソフト・キーを使います。

Vibrato/Chorus、Overdrive、Brake、RotarySlow/Fastコントロールは、以下のインサート・エフェクトが呼び出され、デジタル・ドローバー・サウンドに対して有効になっている場合にのみ作動します:Organ Vibrato/Chorus、CX-3 Amp、いずれかのロータリー・スピーカー。

Percussion

パーカッションは、オルガン・サウンドの鳴り始めの瞬間にはっきりとしたパーカッシブな音も発音し、アタックを強調させる効果があります。オン、オフを切り替えることができます。

Harmonic

ハーモニー・コンテンツをパーカッシブなアタックに変更できます。LEDが灯していれば、2番目のハーモニーが選択されています。LEDが消灯していれば、3番目のハーモニーが選択されています。

Leakage

リーケージは、隣接するトーンホイール間から漏れ出す信号で、他のトーンホイールからのノイズも取り入れることで増えます。ノイズは増えるものの、豊かな音になります。オン、オフを切り替えることができます。

Key OnとKey Off

オルガンのキーボードは、押す(Key On)または離す(Key Off)際のクリック・ノイズを入れることができます。ノイズのオン、オフを切り替えることができます。

Vibrato/Chorus

コーラスとビブラートを組み合わせたエフェクトです。サウンドで選択するオプションによって効果が変わります。オン、オフを切り替えることができます。

Overdrive

オーバードライブ・シミュレーターがアンプでのひずみを再現するため、よりリアルなサウンドが得られます。オン、オフを切り替えることができます。

Brake

オンにすると、ロータリー・スピーカーの速度が徐々に落ち、完全に停止します。オフにすると、スピーカーは回転を再開します。

Rotary Fast/Slow

ロータリー・スピーカーの速度を増減します。オンにすると早くなり、オフにすると遅くなります。

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