スタイル・プレイ
スタイルの開始と停止
PLAYER 1またはPLAYER 2セクションのコントロールで自動伴奏を手動で開始/停止できます。
適切なミックスを設定する
- 聴きたいプレーヤー側にX-FADERスライダーを動かします。PLAYER 1を聴く場合はスライダーを左端に、PLAYER 2を聴く場合はスライダーを右端にします。
該当するプレーヤー・セクションのインジケーターが点灯します。
- 真ん中にすると両方のプレーヤーがミックスされた状態になります。
伴奏を開始する
- PLAY/STOP ( ) キーを押します。
- 右手でメロディーを弾きながら、左手でコードを弾きます。
伴奏を再生しているときに、ディスプレイの各表示が変化することを確認できます。
伴奏を停止する
- PLAY/STOP ( ) キーをもう一度押します。
- または、STOP ( )キーを押します。
両方のプレーヤーの同時再生と停止
両方のプレーヤーを同時再生し、演奏中にX-FADERで2つをミックスできます。
- 両方のプレーヤーを同時再生するには、SHIFTキーを押しながら、2つのPLAY/STOP ( ) キーのいずれかを押します。
- 両方のプレーヤーを同時停止するには、SHIFTキーを押しながら、2つのPLAY/STOP ( ) キーのいずれかを押します。
自動開始と自動停止
PLAY/STOP ( ) キーを押さなくても、コード認識エリアで鍵盤を弾くだけでプレイヤーを自動的に開始、停止することができます。これにより演奏に専念することができます。
この機能はスタイルまたはソングがプレイヤーに割り当てられた状態で動作します。
プレイヤーを自動的に開始する(シンクロ・スタート)
- SYNCHRO > STARTキーを押して、LEDを点灯させます。
- コードを弾くとプレイヤーが自動的に開始します。
- PLAY/STOP ( ) キーを押してプレイヤーを停止します。
プレイヤーを自動的に開始、停止する(シンクロ・スタート、ストップ)
- SYNCHRO > STARTキーのLEDが点灯していることを確認します。
- SYNCHRO > STOPキーを押して、STARTキーとSTOPキーの両方のLEDを点灯させます。
- コードを弾くとプレイヤーが開始されるので、鍵盤で演奏を続けます。
- 鍵盤から手を放して演奏をやめると、プレイヤーは自動的に停止します。
プレイヤーを自動的に停止する(シンクロ・ストップ)
- SYNCHRO > STARTキーを再度押してオフにし、 SYNCHRO > STOPキーのLEDのみが点灯した状態にします。
- PLAY/STOP ( ) キーを押してプレーヤーを開始し、鍵盤でコードを演奏し続けます。
- 鍵盤から手を放して演奏をやめると、プレイヤーは自動的に停止します。
シンクロ・スタート/ストップ機能を解除する
- SYNCHRO > STARTキーとSYNCHRO > STOPキーの両方またはいずれかを押して、両方のキーのLEDを消灯させます。
コントロール・パネルからスタイル・エレメントを選択する
コントロール・パネルの STYLE ELEMENT / MARKERセクションのキーを使ってスタイル・エレメントを選択します。現在のプレーヤーにスタイルが割り当てられている場合、キーの左側のインジケーターの状態でスタイル・エレメントを選択できることがわかります。
イントロの選択
イントロとは曲の導入部分です。適切なイントロを選ぶために、Intro 1は事前に録音されたコード・シーケンスとメロディーからなる短いパターンを再生し、Intro 2はキーボードで認識したコードを再生することに注意してください。Intro 3は通常1小節のリズムによるカウント・インになっています。
スタイル・エレメント | お勧めの使い方 |
---|---|
Intro 1 | 事前に録音されたコード・シーケンスとメロディーからなるイントロです。 |
Intro 2 | キーボードで認識したコードからなるイントロです。 |
Intro 3 | 通常は1小節のカウント・インです。 |
- コントロール・パネルのVARIATIONキーから最初のメロディーに使用するバリエーションを選択します。VARIATIONキーのLEDが点灯し、そのバリエーションが待機状態になります。
- コントロール・パネルのINTROキーのいずれかを押して、イントロ・セクションのうち1つを予約します。キーのLEDが点灯して、イントロ開始の準備が整ったことを知らせます。選択したVARIATIONキーのLEDが点滅し、イントロの後にそのバリエーションが予約されていることを知らせます。
- 伴奏が開始します。
メロディーやコーラスを演奏するバリエーションの選択
バリエーションはメロディー、コーラス、つなぎまたはサビに使用できます。メロディーに適したバリエーションを選択できるよう、バリエーションは「音の密度」と「音量」が調整できます。Variation 1はアレンジの中で「最も音数が少なく」、「最も音量が小さい」ことを意味し、Variation 4は「最も音数が多く」、「最も音量が大きい」ことを意味します。通常は、Variation 1は最初のメロディーに、Variation 4は最後のコーラスに使います。
スタイル・エレメント | お勧めの使い方 |
---|---|
Variation 1 | メロディー、つなぎ、コーラスまたはサビ:簡素 |
Variation 2 | メロディー、つなぎ、コーラスまたはサビ:やや複雑 |
Variation 3 | メロディー、つなぎ、コーラスまたはサビ:複雑 |
Variation 4 | メロディー、つなぎ、コーラスまたはサビ:高度で複雑 |
- イントロの演奏が終わると、選択していたバリエーションの演奏を開始します。このときVARIATIONキーのLEDが点灯します。
- または、イントロが終わる前からバリエーションを開始することもできます。イントロの演奏中にずれかのVARIATIONキーを押すと、次の小節からそのバリエーションを演奏します。
フィル(Fill)の選択
フィルは、曲のセクション間をスムーズに移行するために使用するフレーズです。バリエーションと同様にFill 1からFill 4になるに従って複雑になります。
スタイル・エレメント | お勧めの使い方 |
---|---|
Fill 1 | 簡素 |
Fill 2 | やや複雑 |
Fill 3 | 複雑 |
Fill 4 | 高度で複雑 |
フィルを手動で選択
フィルを直接選択します。
- フィルを選択する場合は、FILLキーで演奏するフィルを選びます。フィルの演奏中は選択したキーのLEDが点灯します。
- フィルが終わる前に、別のバリエーションを選択することもできます。
フィルを自動的に選択
バリエーションを選択したときに自動的にフィルを選択させることができます。
- AUTO FILLキーを押して、LEDを点灯させます。
- いずれかのVARIATIONキーを押します。自動的にフィルが選ばれて演奏されます。
- 機能をオフにするときは、AUTO FILLキーをもう一度押しLEDを消灯させます。
オート・フィル機能の設定
オート・フィル機能の動作を設定することができます。
- Settings > Menu > Preferences > Styleページを開きます。
SHIFTキーを押しながらPLAYER > STYLEキーを押してStyleページを開くこともできます。
-
Auto Fillモードメニューでオート・フィルモードを選択します。
Auto Fill Mode 意味 Current Variation 切り替える前のバリエーションと同じ番号のフィルが自動的に選択されます。例えば、Variation 2から3に移行する場合、Fill 2が自動的に選択されます。 Target Variation 切り替える先のバリエーションと同じ番号のフィルが選択されます。例えば、Variation 2から3に移行する場合、Fill 3が自動的に選択されます。 Smart バリエーションの切り替えがスムーズになるようなフィルを自動的に選択します。例えば、Variation 1から4に移行する場合、Fill 3が自動的に選択されます。
-
Auto Fillモードメニューでオート・フィルモードを選択します。
- EXITキーを押して、元のページに戻ります。
ブレーク(Break)の選択
ブレークは、演奏中に短い一時停止を入れて、無音のフレーズを入れることで表現を豊かにします。
スタイル・エレメント | お勧めの使い方 |
---|---|
Break 1 | 小節の無音区間 |
- バリエーションの終わりに近づいたときにBREAKキーを押すと、短いブレークが入ります。
エンディング(Ending)の選択
曲に適したエンディングを選択します。Ending 1は事前に録音されたコード・シーケンスとメロディーを演奏し、Ending 2はキーボードで演奏したコードに応じて演奏します。
スタイル・エレメント | お勧めの使い方 |
---|---|
Ending 1 | 事前に録音されたコード・シーケンスとメロディーからなるエンディングです。次の小節から演奏します。 |
Ending 2 | キーボードで認識したコードからなるエンディングです。次の小節から演奏します。 |
Ending 3 | 2小節のエンディングで、小節の終了を待たずすぐに開始します。 |
- 曲が終了する時間になったら、コントロール パネルのENDINGキーのいずれかを押して、エンディング・セクションを予約します。
エンディングの演奏が終わると、スタイルの演奏も自動的に終わります。
ループ・セクション
イントロ、フィル、ブレークやエンディングを録音されたパターンより長く演奏するときは、ループ演奏をさせることができます。
スタイル・エレメントにループ演奏を設定する
- ループ演奏をするイントロ、フィル、ブレーク、またはエンディングのキーを2回押します。
キーのLEDが点滅に変わり、パターンの繰り返しが始まります。
ループ演奏をやめる
次の手順のいずれかを行います:
- 同じスタイル・エレメントキーをもう一度押すか、
- 別のスタイル・エレメントを選びます。
ディスプレイからスタイル・エレメントを選択する
ディスプレイのStyle Elementsページでスタイル・エレメントの選択ができます。このページには、他の方法でもアクセス可能です。
- コントロール・パネルのSTYLE ELEMENTキーをタッチすると即座に現在のプレーヤーのスタイル・エレメントにアクセスできます。例えば、ディスプレイで歌詞を表示している最中でも、エレメントにアクセスすることができます。
- Style Elementsページでは、現在のプレーヤーのエレメントを選択できますが、まだ選択していないもう一方のプレーヤーのエレメントを事前に選択することもできます。MIDI ソングが他のプレーヤーに割り当てられている場合、代わりにソング・マーカーを事前に選択できます。
Style Elementsページにアクセスする
- 一方または両方のプレーヤーにスタイルを割り当てる
- STYLE ELEMENT / MARKERキーを押してStyle Elementsページを表示します。
このページに移動すると、ページの上部にカレント・プレーヤーが選択されている状態で表示されます。演奏中であれば、ビート(拍)表示で進行を確認できます。
カレント・プレーヤーでスタイル・エレメントを選択する
- ディスプレイのカレント・プレーヤーにスタイル・エレメントが表示されている間に、いずれかをタッチして選択します。コントロール・パネルのSTYLE ELEMENTキーでも選択できます。
もう一方のプレーヤーでスタイル・エレメントを事前に選択する
- ページ上部のもう一方のプレーヤーに対応するキーをタッチします。
もう一方のプレーヤーに既にMIDIソングが割り当てられている場合は、スタイル・エレメントではなくマーカーがそのページに表示されます。
もう一方のプレーヤーに切り替えると、ビート(拍)表示には新たに選択したプレーヤーの動作が表示されます。停止状態の場合は、動作は表示されません。 - 事前に選択するには、もう一方のプレーヤーからいずれかのスタイル・エレメントを選択します。
- X-FADERを動かしてもう一方のプレーヤーを選択すると、選択されたエレメントが演奏待ち状態にあることが確認できます。
- 新しく選択したプレーヤーが停止状態の場合は、PLAY/STOP ( ) キーを押して開始します。
ビート(拍)表示で選択しているプレイヤーの動作を確認できます。 - 最初に選択していたプレーヤーのPLAY/STOP ( ) キーを押して停止することもできます。
フェード・イン、フェード・アウト
フェード・キーの使用
FADEキーを使用して、スムーズなフェード・インまたはフェード・アウトで再生を開始または停止できます。
フェード・イン
- スタイルが演奏されていない状態で、FADE キーを押してLEDを点灯させ、スムーズなフェード・インでスタイルを開始することができます。
スタイルが開始します。音量が最大になるとキーのLEDが消灯します。
フェード・アウト
- 曲が終わりに近づいた時に、FADEキーを押すとスタイルがスムーズにフェードアウトします。
フェード・タイムの設定
- Settings > Menu > General Controls > Basicページでフェード・イン、フェード・アウトの時間を設定できます。